先輩から皆さんへ(感想含む)

先輩SOHOからの一言(今回の交流会が終わってから頂いてます)

YAKO(Web制作、絵文字制作、イラスト制作、メルマガ編集):パソコンを買ったので仕事をしてみたいと思うのは自然な流れだと思います。でも、石川県の方々全般に言えることは、もっとパソコンと(特にインターネットと)慣れ親しむことが大切だということです。最初から仕事で入ってしまうと、仕事が嫌になったらパソコンも嫌いになってしまいます。パソコンが嫌いになってしまったらもう二度とパソコンでは仕事ができなくなってしまうかも知れません。ですから、これは私流のやり方かも知れませんが、インターネットショッピングを楽しんでみる、インターネットオークションをやってみる、懸賞に応募してみる、メールマガジンをとってみたり趣味のメーリングリストに参加してみる……。そんな中からビジネスにつながる何かがつかめるときが来ると思います。
せっかくパソコン普及率が全国でも上位にいる石川県に住んでいるのですから、パソコンお楽しみ率も全国で上位にポジションしてみませんか?それがSOHO人口の増加につながるのではないかと思っています。パソコンライフを楽しみましょう。
山本寛修(Webマーケティング、コンサルティング):だれもが感じていることだと思いますが、営業をあまりしないで「できること」のレベルアップを気にしているようです。できなきゃいけないこと(相手が求める能力)は、相手によって違うので、まず営業して相手の話を聞いて求めることを提供する努力を重ねることが先決です。それがスキルアップになります。ボクの話をして申し訳ありませんが、HPを作れもしないのに、「つくりましょうよ」と、営業していました。仕事をもらうとできるようになるものです。
これから先輩という立場の者や、県のSOHO支援関係の方たちで考えることは「初心者レベルでも仕事が回る仕組み」を作ることだと考えます。現在も発注情報などがWEBに掲載されていますが、もっと責任を持ってくれるところや人をおいて、「最終責任はもつからこの仕事をやってみて!」というものがあれば人は育つかもしれません。そこまでしなきゃいけないのか?という意見もありますが・・・(笑)
お母さん(各種入力、URLサーチ、テープ起こし、パソコン指導その他):すでに在宅のお仕事をされている方もかなりいらっしゃったようで、仕事をどう取ったらいいかなど、よく訊ねられました。それで同じテーブルで話をされた方々の中でご自分の名刺を出された方はほんの数名でした。私はなぜ自分の名刺を作らないのか、持ち歩かないのかと不思議に思いました。仕事をとる営業の第一歩は名刺だと思います。人から仕事を回してもらうだけでなく、自分を売り込んで自分で仕事を獲得しましょう。さまざまな交流会などに参加しても名刺がなければどこの誰だったか、覚えていてもらえません。自分をどんどん売り込んで、いつかどこからか、誰かからかお仕事が入ってくる可能性はあります。また、自分の興味のあることなど、はじめはボランティアから入ってもそこから仕事に結びつく可能性も十分にあります。あとはパソコンと仲良くなることです。いろんなことにチャレンジしてください。
安原(web企画・運営):スピードが命と言われるこの世界で、今から何か始めようという方はすでにかなりのハンディを背負ってのスタートです。ですから、可能な限り近道を探して下さい。自分にスキルがなければスキルのあるメンバーと仲間になる・・・仕事と言う目的地に到着するためにはコツコツ歩かなくても、車を持っている仲間に乗せてもらえばいいのです。仮にやっとの思いでたどり着いても、せっかく習得したスキルや資格はすでに時代遅れになってるかもしれませんよ。そして、常に少し先を見て情報を収集してください、次の需要が見えてきます。次の需要が見えれば、営業もしやすくなります。ビジネスセンスはそうやって培われてゆくものだと思います。
インターネットで最新の情報が飛び込んできますから、仕事に使うだけでなくあらゆる面で上手に活用して下さい。それから、資格信仰から早く脱却しましょうね。
平田克美(WEBデザイン):向上心の強い方ほど、「あれもこれもできるようにならなきゃ」と悩んでしまうことが多いような気がします。仕事の幅を広げるためにいろんな勉強をすることは大事ですが、その前に自分の方向性や得意分野を見極める必要があるのではないでしょうか。
そう簡単にモノになりそうもない方向違いのものに時間を費やすよりは、自分のウリをみつけてその方向につき進んでいく方が現実的。自分の不得意分野は得意な方にお願いすればいい(そのためには、人脈づくりが大切になってくるのですが)。そう考えるとちょっと肩の力が抜けるのでは? まずは、どんな小さなことでもいいので「私は○○○のプロよ!」と胸をはれるようになりませんか。
openmindy(ライター業):SOHOと言っても、いろいろなやり方があると思います。独立してからでないと始められないものでもないですし、何か他に仕事を持つ人が本業のプロフェッショナルの知識と技術を生かして別の仕事をしてもいいはずです。そういう働き方もいいんじゃないかなと思って、先輩SOHOとして出させて頂きました。
きっと今から、一人の人が複数の顔を持つ時代になると思います。別に手抜きというわけではなく、どれもが自分の満足感を満たしてくれるような仕事のスタイルです。「最初は少しずつ、自信がつけばどんどんと」、そうやって自分の別の才能を開花させ、新しい顔を幾つも持つような人がどんどん出てくれば、自由で豊かな社会になるのになぁって思っています。
桝田(プログラミング・企画営業):私の分科会ではプログラム作成をしていきたい方々が5人集まりました。アクセスでのプログラムをどうやって勉強して作れるようになったら良いか?と言った質問やC言語を勉強したいがどうしたら良いか?と言った質問に回答しました。あと、私の方からはWEBに付いた掲示板やアンケートフォーム設置の必要性、WEBと連動したデータベース構築の必要性と言った話をいたしました。
所感:鋤柄さんの話の通り、営業的な活動を皆さんすべきと思います。確かに技術をどうつけたら良いかと言ったことを真っ先に聞かれますが、その技術をつけても仕事はあるのですか? その市場の調査が先ではないでしょうか? 皆さん一緒に考えましょう。